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江戸の数学教科書と星をみる会

最近、桜井進さんの書いた『江戸の数学教科書』という本を借りて、読んでいます。

江戸時代には、『塵劫記』という本が出版されました。この本は、寺子屋の教科書として、大ベストセラーになったそうです。

当時の日本では、和算という独自の数学があり、江戸の庶民の数学のレベルは、世界的に見て、とても高かったようです。

この本の中で、こんな言葉が紹介されています。

「算数の心に従うときは泰し、従わざるときは苦しむ」

この言葉は、関孝和の一番弟子である建部賢弘(たけべかたひろ)の言葉だそうです。 

桜井さんは、「算数の心」とは、「数の世界を生きている存在―だからそこには心がある―」と解釈しています。とても難しい表現ですが、なんとなくわかるような気もします。

数学や算数を学ぶとき、そこに「算数の心」を感じて欲しいと思います。やらされている数学や算数の勉強ではなく、そこに心がある存在を感じて、学習できれば、きっと沢山の問題が、無味乾燥なものではなく、それこそ、心を持った存在として感じられるのではないでしょうか。

期末テストにむけて頑張りましょう!


7月9日(土)に土星と木星などを観測する「星をみる会」を予定しています!ぜひ参加してください!

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秋山大治郎
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